族譜(ぞくふ)は、一つの姓氏と本貫を共にする一族の系譜を、代を追って整理した記録です。始祖から始まり、誰が誰の子孫か、どんな官職に就き、誰と婚姻したかを記して、家門の根と枝を一目で示します。朝鮮において族譜は単なる家族の記録を超え、自分が両班家門の一員であることを証明する身分の文書でもありました。

族譜には何が記されるか

族譜の冒頭には、たいてい家門の由来と編纂の趣旨を記した序文が載り、続いて始祖と本貫の由来が現れます。本文は世代順に人物を配列し、名と字・号、生没年、官職、配偶者とその家門、墓の位置などを記しました。伝統的な族譜では、原則として息子中心に系譜をつなぐ父系の記録方式が定着しました。

朝鮮後期、売買された族譜

両班という身分がすなわち軍役免除と社会的特権を意味したため、朝鮮後期には両班になろうとする願望が大きくありました。戦争のあと国家が空名帖と納粟で官職・身分を売ると、富を蓄えた平民たちはこれを買い取って身分を高めようとしました。ここに、没落した両班家の族譜を丸ごと買い取ったり、他人の族譜に名を差し込んだり(投託)、いっそ系譜を偽造したりすることまで起こりました。「いなかった先祖を作って付け加える」ことが珍しくなかったのです。

では「本物の両班」はどれほどか

こうした背景から、今日多くの家が両班家門の族譜をもっているからといって、その先祖が実際に代々両班だったと断定するのは難しいのです。朝鮮後期の身分洗浄を経て、相当数の族譜が後代に新たに作られたり手直しされたりしたためです。人口構成から見ても、朝鮮時代には奴婢と平民が多数でしたから、確率的には今日の韓国人の大多数の先祖が平民や奴婢だった可能性が高いのです。「うちの家は両班」という話が、実はその時代の身分上昇の痕跡かもしれないわけです。

遊びで見る身分テスト

このサイトのテストは、まさにこの問い — 「私の族譜は本物か、偽物か」 — から出発した遊びです。手や身体の特徴で先祖の身分を当てるという発想は科学ではなく、昔の俗説を借りた遊びですので、結果は軽くお楽しみください。