このテストは何ですか?
「あなたの族譜は本物か、偽物か」は、手や身体に残る8つの特徴をたどりながら、自分のご先祖が朝鮮時代のどの身分に近かったかを遊びで推し量る心理テストです。手が労働で発達しているか、脚が長く額が広いかといった民間の俗説を質問に置き換えたもので、学術的な根拠のある判別法ではありません。実際このテストが依拠する「使えば発達し、使わなければ退化する」という用不用説は、今日では廃棄された理論です。軽い遊びとしてお楽しみください。
朝鮮の身分制を、簡単に
朝鮮の身分は、法的には税と国役を負う良人(りょうじん)と、そうでない賤民(せんみん)に分ける良賤制が骨組みでした。しかし現実には、支配層の両班、技術・行政の実務を担う中人、農民・商人・手工業者である平民(常民)、そして最下層の奴婢という四つの階層構造に固まっていきました。
両班は少数の特権層だったと思われがちですが、朝鮮後期には戦争で底をついた国家財政を補うため、金や穀物を受け取って身分を売る空名帖・納粟策が横行し、族譜を買って身分を洗浄することまで一般化して、両班を名乗る人口が大きく増えました。だからこそ今日、「うちの家は両班」という族譜が果たしてどれほど本物なのかを問い直すことになるのです。
身分ごとにもっと知る
それぞれの身分が実際にどんな暮らしをし、人口比がどう変わっていったかは、以下の記事で詳しく扱います。